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カナヘビ観察日記
「かなへび」はへびの仲間ではありません。とかげの仲間です。
(1)とかげとかなへびのちがい
トカゲ
トカゲ
カナヘビ
とかげとかなへびには、いくつか、ちがいがあります。
<からだの色>
とかげは、こどものころ、しっぽが青い色をしています。
からだは、黒地に金の線が入ったしまもようです。
かなへびは、生まれた時から、茶色です。
<からだのかたち>
とかげは、かなへびにくらべてがっしりした体型です。
どちらかというと、へびに似た感じです。
かなへびは、くびのところが少し細くなっていたり、とかげほどからだの中心部が
おなじ太さではありません。また、あたまの先がとがっています。
<ひふ>
とかげのひふは、つるつるで光っていますが、かなへびのは、ざらざらしています。
<そのほかのちがい>
※全部ホントかどうかはわかりません。
とかげの方が、走るのがはやいので、つかまえにくい。
とかげは、かなへびよりも、しっぽを切って逃げることが多い。
とかげの方が、しっぽが短い。
とかげの方が、大きくなる。
とかげの方が、たまごをたくさん生む。
とかげの方が、おくびょうかも? かなへびととかげをいっしょに飼うと、
とかげは、土の中にもぐっている時間が長い。
(2)かなへびのいる場所
かなへびは、くさむらの中や石の下でくらしています。
春から秋は、元気に動き回りますが、冬の間は、葉っぱやわらの下で冬眠します。
(3)かなへびのえさ
かなへびは、バッタやコオロギ、くもなどを食べて暮らしています。
うちの家では、近くの山でこれらの虫をとってきて食べさせています。
しかし、それだけでは足りないので、ミルワームという甲虫(こうちゅう)
の幼虫をペットショップで買ってきてあげています。
(4)かなへびのオスとメスの見分け方
かなへびのオスはメスよりも大きくなります。
また、しっぽのつけねのところが太く、しっぽの長さもメスに比べて長めです。
メスはオスに比べると、からだ全体にまるみがあり、ふっくらとした体つきです。
うちの家でかっているオスのかなへびは、しっぽの先まであわせると
20センチくらいの長さです。
ほかにも、オスとメスでは、しっぽのつけねのうらがわにある穴のかたちが
違うのですが、見分けるのは難しいです。
(5)かなへびの産卵
かなへびは、5月から8月にかけて卵を産みます。同じメスが、一度だけではなく、
二度も三度も産みます。一度に産む卵の数は、2個から5個と言われていますが、
うちの家のかなへびは、いつも2個か3個しか産みません。
産みたての卵は、小指のつめくらいの大きさです。
にわとりの卵のかたちとくらべると、長細いかたちをしています。
タマゴは1円玉よりちいさいです。
右のしゃしんの左はしが生まれたてのタマゴ。
左から2番目が、かえる直前のタマゴです。
(6)かなへびの卵のふ化
かなへびの卵は水をすって大きくなります。ほんとうは、しめりけのある水草の上で
卵をふ化させるのがよいのですが、うちの家では、だっしめんを水でしめらせて、
その上に卵を置いてふ化させました。
卵は、水をすって、どんどん大きくなります。生まれたての卵は、小指のつめくらいの
大きさでしたが、生まれてから40日くらいで3倍くらいの大きさになります。
40日を過ぎると、卵の先がわれて、かなへびの頭の先が出てきます。
そして、約2時間後に赤ちゃんが卵から出てきます。
カナヘビの赤ちゃん
(生まれた直後)
(7)かなへびの赤ちゃん
かなへびの赤ちゃんは、頭の先からしっぽの先までの長さが5センチから6センチ
くらいで生まれてきます。でも体の部分は2センチから3センチくらいで、しっぽも
同じくらいの長さです。
赤ちゃんは、生まれてすぐに元気に走り回ります。小さなくもをあげると、生まれた
ばかりなのに、くもをつかまえて、食べ始めました。
しかし、赤ちゃんの間は、大人と違って、えさをとるのがうまくありません。
バッタやコオロギをえさであげた場合、大人のかなへびは、虫に気づかれないように
近づき、さっとつかまえますが、赤ちゃんのかなへびは、よく虫ににげられます。
また、ミルワームも、大きすぎて食べられません。
ですから、うちの家ではなるべく、小さいくもをえさにしています。
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