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ザリガニ観察日記

　ぼくは、ザリガニが大好きです。小さいころからずっと飼っています。

（１）ザリガニ＝アメリカザリガニなの？

（左）ザリガニのこども
（右）ザリガニのおとな

　日本では、ザリガニと言えば、アメリカザリガニのことだって、みんな何となく
知っていますよね？そうです。日本で見られるのは、まずアメリカザリガニです。

　でも、北海道や東北地方には、まだ「ニホンザリガニ」がいるそうです。
アメリカザリガニは、大きさが10cm〜13cmくらい。
ニホンザリガニは、5cm〜6cm。色もアメリカザリガニみたいに赤くなくて、
うすい色をしています。

　ニホンザリガニ以外にも、「タンカイザリガニ」という淡水と海水の混ざり合うところに
住む種類（日本では琵琶湖の近くに住んでいる）や「ウチダザリガニ」という大きな種類
（日本では摩周湖にだけいるらしい）がいるそうです。
興味がある人は、検索サイトででも調べてみてください。

（２）ザリガニのいる場所
　ザリガニは、池や田んぼ、小川でくらしています。
水の底が泥で、水草が生えているところによくいます。時々、水の上に出て、エラで呼吸を
するので、あまり深いところではなく、水の深さが20cm〜40cmくらいのところにたくさんいます。
春から秋は、元気に動き回りますが、冬の間は、泥に穴を掘って冬眠します。

（３）ザリガニのつかまえ方
　浅い小川なら、手でつかまえることができます。でも動きが早いので、台所で使う茶こしや
金魚を飼うときに使う小さめの網ですくうと、つかまえやすいです。

　でも、ザリガニをつかまえる、いちばんおもしろい方法は、ぜったい「ザリガニ釣り」です。
ザリガニがいるところさえわかれば、やり方は超かんたん。50cm〜1mくらいの枝（または棒）と
たこ糸（つり糸）さえあればいいんです。エサは、スルメや煮干なんかがオススメです。
エサを糸の先っぽにくくりつけるだけ。釣り針もルアーもいりません。
あと、網（たも網、虫網）があると釣り上げるときに便利かな。

（左）池で、お姉ちゃんとザリガニ釣り。
（右）小川にもいます。

（４）ザリガニの飼い方
　ザリガニは、じょうぶなので、とても飼いやすいと思います。
うちでは、水そうの底に小石や砂を敷いて、水を3cm〜5cmくらい入れて、それでおしまいです。
（水をもっとたくさん入れて、空気ポンプで酸素を入れてあげてもいいそうです）

あとは、ザリガニの隠れ家になる植木ばちのかけらや少し大きめの石をいれてやるだけです。
エサは、市販のエサ（乾燥したもの）を、毎日あげています。水替えは、季節によりますが、
水が汚れたら毎日でもします。水は、汲み置きの日光にあてておいたものを使います。

（５）ザリガニのオスとメス
　オスのほうがからだが大きくて、はさみも大きいです。からも、オスのほうがかたくてじょうぶです。
オスは、はさみをとじたとき、ぴたっとあわさるけど、メスは、すきまができます。

（６）ザリガニの脱皮（だっぴ）
　ザリガニは、時々、脱皮（だっぴ）をします。脱皮をしないと、からだが大きくなれないからです。
脱皮をしたあとは、からがまだやわらかいので、その間に大きくなります。
ザリガニは、脱皮した自分のからを食べてしまいます。（おいしいのかなあ？）

脱皮したあとのぬけがら

（７）ザリガニの産卵
　ザリガニは、ふつう、秋にタマゴを生むそうです。
（僕は、5月にタマゴを生んだばかりのメスをつかまえたけどね）
タマゴを生むといっても、生んだ後も、おなかにくっつけたままです。
タマゴの色は、透明ではなくて、黒色です。

生みたてのタマゴは、とても小さいです。タラコみたいな感じです。

（左）黒いのがタマゴです。
お母さんのおなかにくっついています。
100個以上あるんじゃないかなぁ。
（右）タマゴが孵化（ふか）しました。
こどもたちは、お母さんのおなかにくっついたままです。

（８）ザリガニの赤ちゃん
　タマゴは、3週間くらいでかえります。
赤ちゃんは、お母さんと同じすがたをしています。
といっても、色がうすくて、頭でっかちだけどね。

　タマゴからかえったばかりの赤ちゃんは、1cmくらいの大きさです。
タマゴからかえったすぐあとは、たまごと細い糸でつながっています。
そして、2〜3時間たつと、タマゴからはなれます。

　ところが、タマゴから出ても、まだお母さんのおなかの下にくっついたままです。
何回か脱皮をくりかえして、2〜3cmに成長して、やっとお母さんから離れます。
でも、しばらくは、驚いたときや、夜になると、お母さんのおなかに帰ってくんだって。
あまえんぼだね。

左：ザリガニの赤ちゃん
（生まれて2週間後）
中：生まれて1ヵ月後
右：もうザリガニのかたち
してるでしょ。

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