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生きかたのこと 3

「生きかたのこと」 Part 3 をお届けします。
今回は、少しだけ、しごとのことも意識して書いたかもね。


◇がんばり方

よく 「がんばります」ということばを聞きます。
もちろん、「がんばる」という行為も意志も尊いと思います。
だけど、もっとみんな「がんばり方」に心を配ればと思うのです。

がむしゃらに「がんばる」のもいいのだけど、ただ、がむしゃらに
「がんばる」だけでは、「がんばる」ことが目的になってしまうことも
ありますよね。せっかくがんばっているのに、それじゃ、もったいない。

だから、もう少し心に余裕を持って、「がんばり方」を考えてみませんか?


◇大きくなったら何になる?

昔、あるインタビュー記事で、こういう話を読んだことがあります。

あるシニアの人たちの間での会話で、
「大きくなったら何になる?」という話で盛り上がった、とのこと。

いい話だと思いませんか?

60になっても、70になっても、まだまだやりたいことがある。
なりたいものがある。

そんなシニアになりたいと思いませんか?


◇心のリミッター

思い切り 泣いたことがありますか?
思い切り 怒ったことがありますか?
思い切り 笑ったことがありますか?
思い切り ワガママを言ったことがありますか?
思い切り 自分を楽しんだことがありますか?

限界点を高く持っていれば、何かあっても平気なはず。
できれば若いうちに「思い切り」をたくさん経験しましょう。
たくさんの「思い切り」はきっとあなたの財産になるはずです。

時には、こころに痛い「思い切り」もあるかもしれません。
その時は、きっと痛くて痛くてしかたがないのだろうけど、
その痛さは、あなたの心のリミッターの容量を上げてくれるはず。
長い目で見たら、その痛ささえ、あなたの財産になるはずです。


◇うまくいかないのはどんなとき?

うまくいかないとき、何かに失敗したとき。
原因は、いろいろありますよね。

準備不足。時間不足。知識の足りなさ。
その他いろいろ原因は数え切れないくらいあるでしょう。

じゃあ、「こころ」が原因でうまくいかないのは、どんなときでしょう。

視野がせまくなっているときだと思いませんか?

視野がせまくなっていると、気配りが不足したり、あせりを生んで
しまいます。

だから、いつも少し高い視点を持つようにこころがけましょう。
視野を広くして、こころをゆったりさせてあげましょう。


◇思いこみと決めつけ

自分自身への反省もこめて、書きます。

「思いこみ」や「決めつけ」が、多くありませんか?

「あの人は、こういう人だ(こういう人に決まっている)」とか
「あそこの会社は、こんなことしかできない」なんてふうに
固定観念に縛られていませんか?

悪いふうに「思いこみ」や「決めつけ」の気持ちを持ったら、
「敵意」とか「排除」とか「過小評価」になってしまいます。

好きな人の話は、ちょっと変だと思った時も、正しい部分を
探そうといっしょうけんめいになるのに、好きじゃない人の話は、
まちがった部分しか探している自分に「はっ」とする瞬間って
ありませんか?

だったら、そのエネルギーを逆の意味で使ってみませんか?

「信用」とか「信頼」って、時には「思いこみ」が善意に満ちている時に
生まれるものだと言えないでしょうか?

誰でも好きになることは無理かもしれないけど、きらいな人や
苦手な人は、いないに越したことはないですよね。


◇ありがとう

「ありがとう」ということばを使っていますか?

「そういえば、最近、言ってないなあ」なんて思ったりしていませんか?

「ありがとう」のもとになるのは、感謝の気持ち。
感謝のアンテナを高くしたら、もっと自然に「ありがとう」を言えるはず。

「ありがとう」と言われて、いやな人もいないはず。


◇しごとあたまになっていませんか?

一日中、しごとあたまになっていませんか?

朝の電車は日経新聞。お昼休みはアサヒコム。帰りの電車は日経ビジネス。
家では「ワールドビジネスサテライト」。
ひどい場合は、寝る前や休みの日にも、しごとの本を読む。

これじゃ、「こころ」にいいわけないですよ。
あなたが毎日詰め込んでいる情報は、ほんとに役に立っていますか?

一回、そういうのを読むのをやめてみませんか?
意外と困らないもんですよ。
かえって、パフォーマンスが上がるかもしれません。

音楽を聞いたり、小説を読んでいる方が、こころのためにいいかもしれない。
家族と会話している方が精神衛生上、ずっといいはずです。


◇自分へのごほうび

人は誰でも知らず知らずのうちに、自分に「ごほうび」をあげているのではないでしょうか?

あなたは、どんな時に、自分に「ごほうび」をあげますか?

ボーナスが出たとき? それはわかりやすいですね。 それもいいでしょう。

僕はストイックに何かを続けて、やりとげた瞬間が好きです。
ちょっとキザかもしれないけど、やりとげた気持ちそのものが、もう、すでに「ごほうび」
なんじゃないか、と思えたりします。

「続ける」ことそのものには、何の意味もないときがあります。
一方、「続ける」ことそのものに、意味があることがあります。

「続けることそのものに意味があること」を続けられたとき、あなたはどうしますか?
「続けたことそのもの」が、自分への自信という「ごほうび」ですか?
「続けたことによって得たもの」が、自分への「ごほうび」ですか?
それとも、そのときの解放感の方が好きですか?

目に見えるごほうびもたいせつだけど、目に見えないごほうびもたいせつにしたいですね。


◇おもしろいものを見つけるセンスと才能

毎日の生活に彩りをそえるのは、ちょっとした好奇心かもしれません。
しごとのことばかり考えて、一見、自分と関係ない話題に麻痺していませんか?

自分と関係ないかもしれないけど、「自分がおもしろい」と思うことにもっと貪欲に
なりませんか?

もしかしたら、そこに、あなたの生活を彩るもの、少しこころを豊かにするもの、
幸せにするものがあるかもしれません。

そういうのを見つけるのは、センスかもしれないし、才能かもしれません。
そして、「自分の見つけたおもしろいもの」を愛し続けるのは、もう、ほとんど才能の
領域かもしれません。

でも、「自分が見つけたおもしろいもの」をたくさん持っている人は幸せだと思う。

もしかしたら、一生かかわっていけるおもしろいものに明日出会うかもしれませんよ。
アンテナの準備はできていますか?



以上、Part2を書き上げた勢いで、Part3も書いてみました。
こんなことを書いているほど、僕はまだまだりっぱな人間ではありません。
こうなりたい、という気持ちを書いているだけです。

というわけで、これからも、どうぞ、よろしくお願いします。(ペコリ)


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