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生きかたのこと 4
「生きかたのこと」 Part 4 は、ブログ(mixi=ミクシィ)の方で書いた文章を
加筆・修正したものです。
◇波長
波長が合う人に、プライベートでも、しごとでも、巡り会うことがある。
波長が合う人との会話は、ダイレクトパスがつながるサッカーみたいに
楽しい。高校までの友だちは、たいていこんな感じだった。
宣伝のしごともそう。波長の合うスタッフとの出会いが、これまでのボクを
支えてくれたのだと思う。波長の合う人がつくった世界は、ボクの心を共振させる。
でもね。大人になって思ったことがある。
波長が合うとか、ノリが似てるとか、共通の話題が多いとか、
それが、すべてではない、ということ。
それだけで、人との関係を決めてはいけない気がする。
交わすことばの多さだけが、その人との距離を決めるものさしじゃない。
何かもっと目に見えないものをたいせつにしたいと思う。
けど、それはひとつじゃない。自分の心が決めればいい。
◇ 眠りにおちる前
一日のうちで好きな時間は?と聞かれたら、眠りにおちる前と
答えるだろう。
眼を閉じて、眠りにおちるまでの数分間(時には数十分間)は、
とても幸せな時間だと思う。
まずは、一日を無事終えられたことに感謝し、そこから先は
魂のフリータイム。
光も音もない中で、いろんなことを想像する。空想する。思い出す。
いろんな人のことをゆったりと思い浮かべる。
今日はこういうことを想像したいなとテーマを決める夜もあるけど、
テーマのない夜も半分くらいある。
そんな夜、自分の心がゆっくりといろんな世界をまわっていく。
眠りにおちる前。
それは、もしかしたら、ほんとうの自分にいちばん近い時
なのかもしれない。
◇人に接するということ
あいさつ。だいじです。基本です。
つくりものではない笑顔。たいせつです。
マニュアル通りではないことば。がんばってほしいな。
たとえば、コンビニに行くとき、ボクは、ブランドではなく、
気持ちのいい店員さんのいる店に行くようになりました。
そういう意味では、気持ちのいい店員さんが、そのコンビニの
ブランドイメージupになってると思う。少なくとも、ボクにとっては。
たかが、コンビニ。されど、コンビニ。
ボクは年に2回、献血に行きます。
いつも思うことだけど、赤十字の人たちは、話していて
気持ちがいい。態度も自然。こちらの気持ちが、やさしくなる。
だから、こちらも、また献血しようと気持ちになる。
人と接するということの基本って、こういうことだなと思う。
ま、ボクらのしごともそうですけどね。
人と接することも、広告をつくるということも、同じことが言えると思う。
ひとりひとりが、人との接し方を少し変えてみれば、世の中は、
もっともっと明るくなる気がします。
◇自分を引き出してくれる人
Aさんというともだちがいる。
Aさんとは、大人になってから知り合った。
時々、会って、食事をしたり、飲んだりする。
会うときは、二人だけという場合が多い。
Aさんと僕は、完全に波長が合っているわけではない。
でも、いっしょにいると心地いい。
お互いのしごとの話なんかしない。する必要がない。
Aさんは、質問をするのがじょうず。
Aさんは、決して話の腰を折らない。
Aさんは、話を聞くのがじょうず。
Aさんといると、知らず知らずのうちに、自分では意識して
いない自分を話していることがある。
そんな時は、少しふしぎで、とてもうれしい。
口に出してなかなか言えないけど、Aさんに対する感謝で
いっぱいになる。
自分を引き出してくれる人がいる。
それは、とても幸せなことだと思う。
◇神は細部に宿る(その2)
神は細部に宿る。 ボクのとても好きなことばです。
ささいなことは、時として、後回しにしたり、さぼったりする。
めんどうなことや、つらいことは、できれば避けて通りたい。
けれど、そういうことから逃げなかったら、何かいいことあるよ。
まわりから見えない部分も、もっとたいせつにしようよ。
そういう意味だと解釈しています。
プライベートも、しごとも、そういう部分で決まっちゃうのかな、
と思ったりします。 いや、思いたいです。
こんなふうに生きてる人が、たいせつにされたり、報われたりする、
そんな世の中であってほしい、とボクは願っています。
◇さりげなく
さりげなく、気を遣ってくれる。
さりげなく、アドバイスしてくれる。
さりげなく、誘ってくれる。
さりげなく、肩を抱いてくれる。
そういうときは、ほんとうに、その人のことをリスペクトする。
さりげなく、おしゃれしてる。
さりげなく、整理できる。
そういう人って、ほんとにかっこいいと思う。
さりげなくって、難しい。
さりげなくって、センスとタイミングがたいせつ。
さりげなく、そういう人に、私はなりたい。
◇気休め
気休めって、あんまりいい意味で使われないけど、いい気休めも
あるんじゃないかな。
何たって、(相手の)「気を休める」わけだから。
なんてことを、昨日、本を読んでいて思った。
その本(小説)には、こんなことばが出てきた。
「気休めなんか必要ないって思ってる奴は、たいてい眉間に
しわを寄せてるんだ」
うんうん。 そうだよね。
根拠の全くない現実逃避の気休めを人に言うのは、よくないかも
しれないけど、その人の緊張を解きほぐす気休めは、いい気休め
だと思う。
気休めを受け取る方もそう。
カリカリして、人の気配りにも気づけないのは、心に余裕のない証拠。
気休めは、気休めでいいじゃない。
ただ、その人の気配りに感謝して、一瞬でも、心が軽くなれば、
それでいいと思う。
そういう人が近くにいてくれるだけで、幸せだと思う。
◇俯瞰
僕がよく使うことばに「マクロ」というのがある。
「マクロ的に見ると・・・」という使い方が多い。
つまり、俯瞰して、ものごとや現状、自分を見てみよう。ということ。
何かトラブルが起こったとき、視野が狭いと二次災害を起こしがちでは?
こういうときこそ、立ち止まって、ゆっくり俯瞰してみることがたいせつ。
(これは、公私ともにそうだと思う)
たとえば、何か企画案を見るときも、部分、部分だけを見ていてはダメ。
広くて高い視点で見たら、見えなかったものが見えてくるはず。
会社の中の自分、友だちの中の自分も、たまには俯瞰してみませんか?
自分の小ささを知るのも、いいこと。
まわりの人にもっと感謝したくなるかも。
俯瞰は、心の余裕を生むと思う。
俯瞰すると、時には自分の内面を見ることもできるはず。
◇週末の特権
週末は、週末らしく過ごしたい。
週末ならではの特権を行使したい。
朝寝坊。朝風呂。昼ビール。
ちょっと無駄遣い。
友だちと、好きな人とゆっくり話す。
夜更かし。
マンガ一気読み。小説一気読み。
映画のはしご。
飽きるまで楽器に触れる。
飽きるまで音楽を聴く。
飽きるまで唄いまくる。
思いっきり日光を浴びる。
身体の限界にチャレンジ。
先週の週末、どんな特権を行使できましたか?
今週の週末、どんな特権を行使したいですか?
以上、ブログ(mixi)で執筆したものを再構成して、お届けしました。
ブログで書いたので、ちょっとエッセイ風かも。
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